こんにちはJanckです。突然ですが皆さん、撮影の時思い通りにピントが合わなかったことってありませんか?
違う被写体にピントが合っていたり、狙い通りの被写体にピントが合ったと思ったら意味が分からない場所に合っていたり等など...
むず痒い思いをした方は結構多いのではないでしょうか?ですが、フォーカスエリアを意識すればそういった思いをもしかすると解決できるかもしれません。
ということで今回は「フォーカスエリア」について書いていこうと思います。超絶簡単に書いていこうと思いますのでカメラ初心者の方も肩の力をぬいて楽しんで見ていただけると幸いです。
てか、フォーカスエリアって?
まず最初にフォーカスエリアという存在について書いていこうと思います。フォーカスエリアとはピントを合わせるエリアのことを言います。
なんか言葉の通りにただ説明したような(笑)まぁ、そうとしか言いようがないので(笑)
ちなみにこれですね
この緑のカッコみたいなのがフォーカスエリアです。カメラは基本的にこのフォーカスエリア内にある物体にピントを合わせています。
要するにフォーカスエリアとは「この中にある物体を撮りたいよー」とカメラに教えるための目印みたいなものです。なのでこのフォーカスエリアを変更することで思い通りにピントを合わせることができるようになるということです。
フォーカスエリアの種類
ここからはフォーカスエリアの種類について書いていきます。ちなみに今から紹介するのはSONYのα系のフォーカスエリアなのですが名称などは違えどだいたいほかのカメラも同じような機能なので参考にしていただければと思います。
ちなみにここで使っているフォーカスモードはコンティニュアンスAFです。
ワイド
「ワイド」は、画面に映っている中からカメラが自動で被写体を判別してピントを合わせてくれる機能です。言葉で説明しても分かりにくいと思うので実際に見ていきましょう!
見ての通り中央にある被写体にしっかりとピントが合っているのが分かると思います。
被写体が左上にあっても
右下にあっても同じようにピントが合っています。このように画面に映っているすべての範囲の中からカメラ自身が自動で被写体を判断してピントを合わせるのが「ワイド」です。
カメラが自動でピントを合わせてくれるので楽ですよね。ですがそれゆえに問題もあります。
それは理想の場所にピントが合いずらいということです。
この写真を見てください。本当は左の鳥の方にピントを合わせたいのに右の象の方にピントが合ってしまっています。
「ワイド」ではこのような意図していない場所にピントが合ってしまうことがよく起こります。なのでその都度、理想の場所にピントが合うまでやり直さなくてはいけないんです。
この点がやっぱりめんどくさいというか、もどかしいというか、デメリットですね。
このようにカメラにすべてをまかせるのがプラスにもマイナスにも働くのが「ワイド」の特徴です。
ゾーン
「ゾーン」は「ワイド」の範囲を小さくして動かせるようにしたものです。では早速見ていこ――!!
これが「ゾーン」の画面です。なんかカッコみたいなのが出てきましたね。
「邪魔ですね。無視していきましょう!!」
みたいなことには出来ません(笑)しっかりとこのカッコには大事な役割があるんです。
実はこのカッコ、カメラが被写体を判断できる範囲を表しているんです。どういうことかというと...
当然、このカッコ内にある被写体にはピントが合っています。
しかし、このカッコ内から被写体がはみ出すとピントが合わなくなりました。要するに「ゾーン」ではこのカッコ内限定でカメラが自動でピントを合わせてくれるということです。
また、このカッコは移動させることもでき、より理想のピントを合わせることができます。
ただこの「ゾーン」にも欠点があるんです。それは「ワイド」よりは優しいものの意図していない場所にピントが合うことが少なからず起きてしまうということです。
特に被写体の近くに何か物体がある場合にはこのように違う場所にピントが合ってしまいます。なのでこれも「ワイド」同様、その都度やり直してピントを合わせないといけません。
まぁ、「ワイド」よりは断然楽ですけどね(笑)
そのため「ゾーン」は「ワイド」に比べて少しだけ思い通りにピントを合わせることができるといえます。
中央
「中央」はダイレクトにピントを合わすことができる機能です。これは皆さんも想像しやすいのではないでしょうか。
このような、「ゾーン」よりさらに小さなカッコが中央にあり、このカッコ内に被写体を入れることでダイレクトにピントを合わせてくれます。
より、簡単に正確に理想の場所にピントを合わせられるのが「中央」のメリットですね。しかしそんな「中央」にもデメリットがあります。
それは、動く被写体には弱いという点です。「中央」のカッコは見ての通りワイドやゾーンに比べて小さいです。
そのためピントを合わせたい被写体をとらえるのがその分難しくなってきます。停止しているものなら問題は無いのですが動いているものとなるとワイドやゾーンに比べると難しくなってきます。
このように良くも悪くもダイレクトにピントを合わせることができるのが「中央」の特徴です。
フレキシブルスポット
「フレキシブルスポット」は「中央」を動かせるようにしたものです。どういうことなのか見ていきましょう。
これが「フレキシブルスポット」の画面です。一見、「中央」と同じように見えますが...
「中央」と違い「フレキシブルスポット」のカッコはこのように動かすことができます。そのため「中央」よりもさらに理想の場所にピントを合わせることができ、自分の好きな構図を作り出すことができます。
また、このカッコのサイズを変えることもできます。
左から、L、M、Sというふうな感じです。「絶対、鳥の左目にピントを合わせたいんだ!」ならばSを、「鳥自体にピントを合わせたい」ならばLを選ぶみたいな感じでどこまで限定的にピントを合わせたい場所があるかによって使い分ければいいと思います。
ただしこのカッコのサイズを変えてもピントが当たる範囲は変わりません。ピントが当たる範囲を変えたいのであればF値を変えてください。
また、「フレキシブルスポット」は「中央」同様に動く被写体には弱い点があります。なので基本は止まっている被写体を撮る際に使用するのが良いかと思います。
このように「中央」からさらに理想の構図を作り出せるようにした所が「フレキシブルスポット」の特徴といえます。
拡張フレキシブルスポット
「拡張フレキシブルスポット」は言葉の通り、「フレキシブルスポット」の範囲を少し拡張した機能です。分かるような分かんないような感じですよね(笑)
大丈夫です!!私にまかせなさーい!!!
これが「拡張フレキシブルスポット」の画面です。一見、「フレキシブルスポット」のSのように見えます。
ですがなにやら中央のカッコの周りもピントを合わせようと働いています。試しにカッコを被写体から外してみます。
すると、なんということでしょう!ピントが合っているではありませんか!
このように「拡張フレキシブルスポット」はある程度被写体から狙いがずれたとしてもピントを合わせてくれるんです。なので「中央」や「フレキシブルスポット」と比べると動きのある被写体には強いといえます。
また、「拡張フレキシブルスポット」も「フレキシブルスポット」同様、カッコを動かせることができます。なのでイメージ的には「フレキシブルスポット」の上位互換みたいな感じです。
このように「フレキシブルスポット」に動きのある被写体への強みを持たせたのが「拡張フレキシブルスポット」です。
図にまとめてみた
このようにフォーカスエリアにはいろいろな種類があり、それぞれにメリットデメリットが存在します。そのことを皆さんに説明しようと頑張った結果、思ったよりも文字数が多くなってしまいました(笑)
逆に情報量が多くなりすぎて分からなくなりましたよね(笑)すいません(笑)
ですので謝罪の気持ちと情報整理も兼ねて図にまとめてみました。
それがこちらです!!ジャジャーン!!!
もし、「このフォーカスエリアってどんな特徴だったかな?」とか「この状況はどのフォーカスエリアを使えばいいかな?」などの疑問が出てきたらこの図だけでも見に来てください。
この図があなたの力になります!!DSの裏に貼ってあったあのポケモンの相性表のように!!!
まとめ
今回はフォーカスエリアについて書いてきました。結構いろんな種類があるんですね(笑)
僕自身フォーカスエリアにはあまり触れてこなかったのですごく勉強になったなと思いました。それぞれに得意なことと不得意なことがありこれらをうまく使うことでさらにいい写真が撮れるんじゃないかとワクワクしています。
あー、早く写真撮りに行きて―!!!(笑)早く休日になってくれー!!(笑)
この記事が少しでも皆さんの力になれれば嬉しいです。今後もカメラ、写真関連の情報を書いていこうと思いますので応援していただけると嬉しいです。
また、感想や質問などがあれば気軽にコメントしていただけるとありがたいです。最後まで見ていただき有難うございました。